かつっぺ
かつっぺ
みなさん、こんにちは。
芦屋市で塾講師として国語・社会を26年間教えてきたかつっぺです。

保護者の方との懇談で、社会が苦手な子の保護者様に限って

 

「社会科って暗記科目だからちょっと勉強したらできるようになる」とか

 

「塾で習わなくても社会は大丈夫」とかおっしゃることがめちゃめちゃ多かったです。

 

だったら、「なぜ暗記させないんですか?」「なぜ勉強させないんですか?」という心の叫びを抑えつつ懇談していてストレスがたまりました(^^;

 

本記事は、幼稚園~小学校3年生くらいまでのお子さんを持つ親御さん向けです。

この記事でわかること・小学校低学年までにしておきたい、社会が苦手・嫌いな子にならないための対策とそのアイテム。
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社会科が苦手・嫌いになってしまう理由

[結論]社会科が苦手な子は、そもそも社会科の基礎ができていない。

社会に基礎なんかあるんか?
むらじい
むらじい
かつっぺ
かつっぺ
もちろんありますよ!

例えば、国語なら「ひらがな→カタカナ→漢字」を学ぶという基礎の段階があって本を読んでいきますよね。

 

算数なら「数字(かず)→たし算・ひき算→かけ算・わり算」と習いますね。

 

社会は小学3~4年生で「都道府県を覚えましょう」となるのですが、その段階でもう覚える気がなし、覚えられないとなっている子が多いです。

 

国語や算数は幼稚園の頃から勉強しているのに、社会は学校で教わるまでほとんど学んでいないから当然です。

 

でも、ぶっちゃけ都道府県すら覚えられていなかったら、授業の時点で都道府県を完璧に覚えている子と覚えていない子とですでに大きな差がついているのです。

 

その差とは知識量ではないです。

 

授業を受ける姿勢です。

 

知らないまま、分からないまま授業を受けていても面白くないし頭に入らないですよね。

 

どの教科でも同じです。

 

だからこそ、暗記科目と思われている社会も低学年までに基礎を勉強しておくべきなんです。

 

最終的にはある程度の暗記は当然必要です(社会に限ったことではありませんが)。

 

基礎があってこそ、先生の説明を聞いて論理的に「〇〇が盛んな理由」とか「なぜ〇〇が△△で起こったのか」とか理解できるようになる。 

基礎があってこそ、資料・データーの読み取り問題を解けるようになる。

 

基礎があるから、授業に積極的に参加でき、自ら学ぼう・もっと知ろうという意欲がわく。

じゃあ、その基礎はどうやって、何で学べばいいんじゃ?
むらじい
むらじい
かつっぺ
かつっぺ
大げさに考える必要はまったくないです。次に紹介する3つのアイテムを使うだけで中学生、高校生になった時に困ることはないです。

私自身も社会の教師でしたし、息子も模試で偏差値70以上をキープできたのはこの3つのおかげと自信をもって言えます。

社会科を得意にするためのアイテム厳選3つ

次の3つのアイテムで社会科の基礎を養えます。

 

  1. くもんの日本地図パズル
  2. 世界の国旗(世界一おもしろい国旗の本)
  3. 学研まんが NEW日本の歴史

では、それぞれのおおすすめポイントを紹介していきます。

くもんの日本地図パズル

 

推奨年齢:幼稚園~小学3年生くらい

おすすめポイント・遊びながら自然と都道府県と都道府県庁所在地を覚えられる。
・都道府県の形も一緒に頭に入っていく。

「パズルでしっかり覚えときよ、あとでママと勝負やで」と声かけしたら、めちゃ真剣に取り組みますよ。

世界の国旗

 

推奨年齢:幼稚園~小学3年くらい

 

小学生の間は世界地理はあまり必要ないのですが、中学以降の基礎になるのでお勧めの一冊です。

おすすめポイント・国旗の表す意味とその国の特徴が説明されており、知らず知らずのうちに物知り博士になれちゃう。

 

子どもと一緒に国名しりとりをしたり、クイズを出し合ったりすることで効果は数十倍になりますよ。

 

 


※新版でも2011年刊行なので、「おすすめポイント」が共通な下記の本をお勧めします。

学研まんが NEW日本の歴史

 

推奨年齢:小学4年~高校3年くらい

 

歴史はマンガで学ぶのが王道です(笑)。

おすすめポイント・マンガなので抵抗なく読め、流れがつかみやすい。
・マンガなので親に質問してくることがない。
・豆知識や人物の紹介欄があり、丁寧に読むと密かにかなり詳しい作りになっている。
・イラストが他社のものより現代風で親しみやすい。

すでに歴史が苦手だという中学生以上のお子さんにもお勧めできます。

 

中堅国公立大学レベルならこれで大丈夫ちゃうかと思ったりもしています。

社会科を苦手にさせない まとめ

 

タイトルにつけた「社会科が苦手な子どもに育てないため」の対策ですが、

 

裏を返せば「社会科を得意な子どもに育てるため」の対策だったわけです。

 

しかも、たった3つのアイテムだけで中学校の社会の成績で困ることはないはずです。

 

是非、参考にしてみてください。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。