かつっぺ
かつっぺ
みなさん、こんにちは。
宝塚歌劇ファン歴30年のかつっぺです。月組トップコンビも卒業延期でご本人たちもファンの方ももやもやされているでしょうね。早くコロナが終息してくれますように。

 

私かつっぺは👇演出助手の試験を本気で受けたくらい宝塚が好きな人間です。

 

 

 

 

この記事は、毎週、宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」のおススメ舞台映像ベスト3を紹介するコーナーです。
宝塚歌劇ファンの方・最近宝塚歌劇のことが好きになった、気になるという方向け。

 

 

今週[2020年4月13日(月)~4月19日(日)]の注目番組ベスト3は!

 

スカステについて知りたいなという方は👇コチラから。
どこよりも詳しく丁寧に説明しています。

 

 

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第1位 『翼ある人びと-ブラームスとクララ・シューマン-(’14年宙組・ドラマシティ)』

宙組

放送日時

4月17日(金)AM9:00~AM11:30

『翼ある人びと-ブラームスとクララ・シューマン-』感想と作品紹介

すっかり上田先生作品にはまっております。今月初めに久々に『翼ある人びと』も見直していました。
『金色の砂漠』も『星逢一夜』もよかったですが、
『翼ある人びと』はさらに深く感動できる作品でした。

 

ドラマシティ作品で時間的余裕があるおかげで書く登場人物が大劇場作品以上に掘り下げて細やかに書かれていますね。
ブラームス、シューマン、クララ、ヨハネス、ルイーゼ、そしてリスト。それぞれの音楽への想いと葛藤、お互いへの想い。時間的余裕があると言っても2時間前後の中で、ここまで分かりやすく繊細な表現ができるなんて上田先生恐るべしですよ。

 

そして、演者が見事に役をつかんでいてほぼ完ぺきな作品になったのではないでしょうか。
まず朝夏さんのブラームスがよい。陰と陽の見事な表現力で観客を惹きつけます。原作銀英伝ファンの私が唯一宙組の『銀河英雄伝説』で納得できたのが朝夏さんのキルヒアイスでした。キルヒアイスは穏やかで優しいまなざしの中にすでに自身の運命を宿している。そのキルヒアイスが見事でした。それはよいとして、ブラームスの場合は苦悩と闘いながら見事に羽ばたいていくその姿、その表現力に心奪われます。

 

シューマンの緒月さんは語り口が柔らかくて上手いですよね。いつも完璧ですが今回も完璧。
クララの怜美さんもまさにクララ。所作の一つ一つが美しい。クララの心の美しさをとらえ、そのまま体現しているように見えました。

 

先に述べたようにヨハネスの澄輝さん、ルイーゼのすみれ乃さん、リストの愛月さん。逆の書き方の方が良いかな、澄輝さんのヨハネス…、それぞれがこの作品を見事に支えています。どの役も存分に演じ甲斐があったのではないでしょうか。

 

この作品を一言で表すと「誰が観ても、何度観ても感動できる美しい愛の物語」ですね。このベタな表現が見事にあてはまるくらいの素晴らしい作品。しっかり録画して繰り返しお楽しみください。

 

 

若き日のブラームスを主人公に、彼の才能を見出したシューマン、その妻で有名ピアニストのクララ、音楽に結ばれた三人の出会いから別れまでを描く。作・演出は上田久美子。’14年宙組・シアター・ドラマシティ。朝夏まなと、伶美うらら 他。ハンブルクの貧民街でピアノ弾きをしているというみすぼらしい青年が、シューマン家を尋ねてくる。ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(澄輝さやと)の紹介状を携えたその青年は、作曲家のロベルト・シューマン(緒月遠麻)と、その妻でピアニストのクララ(伶美)夫婦に請われるまま自作のモチーフを弾いてみせる。青年は、若き日のヨハネス・ブラームス(朝夏)。彼の非凡な才能に気付いたロベルトとクララは、ヨハネスを自宅に住まわせて音楽を教え、世に出す手助けをしようと考える…。
引用元: タカラヅカ・スカイ・ステージ

第2位 『Arkadia -アルカディア-(’17年月組・バウ・千秋楽)』

月組

放送日時

4月19日(土)19:30~22:00

『Arkadia -アルカディア-』感想と作品紹介

脚本は無視して、いや、脚本というよりお芝居が中途半端…そのへんは無視して、
単純に暁千星さんのダンスと歌を楽しみましょう。

2番手ポジのフェリックス役の輝生かなでさんのダンスとあわせて。

この二人のダンス力は見ごたえあり。輝生さんはジャンプも高い!

ヒロインの美園さんは好みが分かれる娘役さんですね。私は…自粛。

 

 

幼い頃から自分の居場所を得る為に人の望みを叶えることで生きてきた少年が、一人の女性との出会いを通じ、自らの望む生き方に目覚める様を描く。作・演出は樫畑亜依子。’17年月組・宝塚バウホール・千秋楽。暁千星、美園さくら 他。雨の夜、ナイトクラブ「アルカディア」の花形スター・ダリア(美園)は、街路に倒れ込んでいた少年(暁)を家に泊める。翌朝、名前さえも好きに呼んでくれという少年に、ダリアは呆れつつも、まるで拾われた猫のように気ままな彼に、ミネット(仔猫ちゃん)と名付ける。ミネットは、陽当たりのよいダリアの部屋に居心地の良さを感じ、しばらく置いてもらえないかと言うのだった。彼の父親はダンサーだったが、舞台中の事故で亡くなり、その後母親との折り合いも悪くなり幼い頃家を出たミネットは、居場所を求め一人必死に生きてきた…。
引用元: タカラヅカ・スカイ・ステージ

第3位 『鈴蘭 -思い出の淵から見えるものは-(’16年星組・バウ・千秋楽)』

放送日時

4月15日(水)19:30~22:00

『鈴蘭 -思い出の淵から見えるものは-』感想と作品紹介

私は現在礼真琴さん推しなので、このB級作品も10回以上再生しましたよ。礼さんの歌の部分だけ(爆)。

あっ、これも樫畑先生か(^^;。う~ん。この程度の脚本なら大学の演劇サークルでも書けるのでは?

昔あったなぁ、大劇場の『白夜伝説』とかいう駄作が。それと似てる。『白夜伝説』はシメさん(紫苑ゆうさん)と白城あやかさん、そして新進の花總まりさんに救われましたが、これ以降谷正純先生の作品は受け付けなくなりました。

 

ま、とにもかくにも礼さんと真彩さんの歌は最高です。主題歌も、歌詞はともかく曲がよい。
やってはいませんが、歌の部分だけに編集して観るとよいかもですね。

 

 

中世フランスの架空の公国。伯爵家の子息が、初恋の相手の死の真相を探る中で自らも成長していく姿を描く。作・演出の樫畑亜依子の宝塚バウホールデビュー作。’16年星組・宝塚バウホール・千秋楽。礼真琴、真彩希帆 他。伯爵家の子息リュシアンは、他の公国へ嫁ぐ7歳年上の幼馴染みのシャルロットに、「大きくなったら迎えに行く、あなたの面影に似た鈴蘭に誓う」と告げる。13年の歳月が流れ、青年となったリュシアン(礼)は、嫁いだ女性を迎えに行くという行為の非常識さを知り、虚しい日々を過ごしていた。そんな折、リュシアンはシャルロット(音波みのり)が夫・ガルニール公殺害の容疑により処刑された為、事の真相を探るよう密命を受ける。シャルロットは陥れられたに違いないと考えるリュシアンは、ガルニール公国へ向かい、ガルニール公と前妻の間の娘エマ(真彩)や、実質的な権力を握る人物に接触していく…。
引用元: タカラヅカ・スカイ・ステージ

まとめ

 

 

宝塚歌劇団も女性演出家が増えてきました。

 

女性ならではの細やかな描写で植田景子&上田久美子のWウエダは実力も人気もありますね。

 

若い作家先生もこの二人に続いてほしいですが、最近は徒弟制度ってないんでしょうか。

 

皆さんお忙しくて、新人教育ってできてないのかなぁなんて。

 

それはさておき、今週もたっぷりスカステを楽しませてもらいます。

 

皆さんもゆっくり自宅でご観劇くださいね。

 

 

(参考)タカラヅカ・スカイ・ステージ番組表