かつっぺ
かつっぺ
みなさん、こんにちは。
通知表が3から4に上がった時の生徒の誇らしげな表情が大好きだった元塾講師のかつっぺです。

中学生の通知表で最も多い評価が5段階の「3」です。

 

が、通知表がオール3というのはちょうど成績が真ん中というわけではありません。

 

オール3だと実際には40人学級で下位30番前後、模試の偏差値なら45前後、よくて50あるかないかです。

 

オール3だと公立高校進学なら下位レベルの学校になることが多いので、それなら大学進学を見越して私立専願にする人が出てくるラインですね。

 

なので、本人はもちろん親としてもオール3のうちせめて半分は4を取ってほしいというのが現実的な願いではないでしょうか。

 

本記事は、

「通知表がいつもオール3なんですがどうしたら4が取れますか」とお悩みの中学生の子を持つ保護者の方向け。

 

半分くらいと言わずにオール3をオール4にしちゃいましょう。

 

これから書く内容を実践すればオール4にすることだって可能です。

 

延べ1000人以上の生徒を指導してきた塾講師歴26年の私がアドバイスします。

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なぜ通知表がオール3なのか分析することから始めましょう

中学生勉強

 

なぜ「3」の評価しかもらえないのか。
その原因を把握し対策を講じることで、評価を上げてもらえるようになります。

オール3の主な原因

通知表の評価が低い主な要因は次のとおり。

 

 

  • 定期テストで点が取れていない
  • 提出物が出せていない
  • 授業態度が悪い

この3つのうち、一番難しいのは「定期テストで点が取れない」です。

 

これをクリアすればオール4が見えてきます。

 

では、早速その具体的な取り組みを見ていきましょう。

定期テストで得点アップを目指す

定期テスト勉強

 

オール3の子は平均点前後か40点台、50点台しか点が取れていない人が多いのではないでしょうか?
では、どうすれば得点をアップさせることができるのか説明します。

勉強時間・勉強量を増やす

当たり前のことなんですが、オール3の子はそもそも勉強時間・勉強量が圧倒的に少ないです。

 

子どもが勉強しない主な理由は、

 

  • 部活が忙しくて時間がない
  • ゲーム中心で勉強には無関心
  • 空き時間はひたすらYouTubeを見ている

この3大理由の解決法は、時間の管理を徹底することしかありません。

 

オール4の子は自分で管理ができますが、オール3の子は95%できませんね。

 

なので、親が管理してやるしかないです。

反抗期なので言うことを聞かないんです

言うことを聞かないから仕方がないで終わっていませんか?

 

ぶっちゃけますと、そもそも子供に注意していないという保護者も多いですね。

 

だから、親も覚悟をきめて子どもと向き合い、時間のルールを作ってください。

 

具体的には、

 

  • 土・日のうちどちらかで学校・塾の宿題を全部すませる
  • 夜11時以降はゲーム・パソコンの使用禁止

まずはこの2つからスタートです。

定期テストで点を取るための勉強時間・勉強量の増やし方

具体的にどのようにすればよいのか。

 

強制的に勉強時間を増やすしかありません。

 

  • 塾に通っていなければ、塾に通わせる
  • 親が横に張り付く
  • 家庭教師に来てもらう

この3つのおすすめ度と具体的な内容・効果については下記の記事で詳しく解説しています。

 

定期テストで高得点を取るための具体的な方法

次の3ステップで得点が上がります。

 

インプットする⇒アウトプットする⇒最終チェックをする

インプット:教科書・ノート・学校ワークのチェック
アウトプット:塾教材・過去問などで実戦練習
最終チェック:インプット内容を再度する

 

この3ステップの具体的な勉強のやり方については下記の記事で詳しく解説しています。

 

ここまできっちり実践すれば、「勉強時間が増える⇒定期テストの点が上がる」のでオール4まであと少し。

あと二押ししましょう。、

提出物を期限までにきっちり出す

提出物

 

今まで指導してきた塾生でオール3だった子の約80%は自己管理ができていませんでした。

 

  • そもそも宿題の範囲や連絡事項を連絡帳に書かない
  • 宿題の範囲などは書いたはずだが、どこに書いたか分からない
  • プリント管理が雑(カバンの中に突っ込んでいるだけ)

どれもなかなか直りません。

 

通知表が3だろうが2だろうが、子どもにとってすぐに実害はないからですね。

 

会社なら期限までに仕事を終わらせられなければ、いや、仕事をしなければクビですよね。

 

自己管理ができていない子どもにはそういう実感がないので、親が面倒を見るしかないです。

 

親が面倒を見ることは根本的な解決にはなりませんが、本人任せでは改善できないので、通知表のためと割り切って親が管理してください。

 

定期テストごとに出されるワークや漢字帳などの提出物が未提出だと、せっかくテストで高得点を取れても通知表で1段階下げられることがあるからです。

 

チェックするのは次の3つ。

 

  • 宿題・課題をすべて丁寧にやり終えたか
  • 登校前に提出物をすべてカバンに入れたか
  • 忘れずに提出したか

やり終えたかどうかは、寝る前と朝と必ず2回確認です。
朝だけだとできていない時に対処できないので、必ず夜寝る前にチェックしてできていなければすぐにやらせてください。

 

丁寧に”というのも大きなポイントです。

 

適当に答えを写して、適当に丸つけやバツだけつけていると評価は上がりません。

 

間違えた問題は丁寧にやり直すか、正しい答えを赤ペンで丁寧に映すように指導してください。

授業態度を改善する

居眠り

 

これは子どもにしっかりしてもらうしかないです。

 

通知表の評価が入試に使われることをしっかり伝える。

いつもことあるごとに言ってるんですけど。

普段の会話の延長で話しても子どもは聞き流すので、“ちゃんと向き合って、丁寧に、ゆっくり、真剣な表情で”通知表の大切さを話してください。

 

そのうえで授業中に気をつける点が2つ。

 

  • 私語をしない
  • 居眠りをしない

二つとも当たり前です。

 

でも、当たり前のことができていないから評価が低いということが往々にしてあります。

 

特に“居眠り”が日常化している子の多くは、夜遅くまでゲームやYouTubeに夢中になっている場合が多いです。

 

前述の時間のルールを徹底して睡眠不足からくる“居眠り”のないようにしましょう。

 

授業がつまらなくて眠くなるのは気合で乗り切るしかないですが(笑)。

 

最後に一つ、次の点も覚えておいてください。

 

積極的な挙手や前向きな発言は高評価につながります。

まとめ

オール4に

 

いかがでしたか?

 

お子さんの成績がずっとオール3で悩んでいる方へ3つの解決法でした。

 

おさらいしますね。

 

1.定期テストで高得点を取る
2.提出物を期限までに出す
3.授業態度を改善する

 

この3つをセットできっちりやり通すとオール3をオール4にすることができます。

 

具体的には、

1.勉強時間・勉強量を増やす
⇒時間のルール作り/強制的に増やす3手段/得点アップの方法 3ステップ
2.提出物は親がチェック
3.授業態度は本人任せだが、居眠りは時間ルールで改善

 

この3つをセットできっちりやり通すとオール3をオール4にすることができます。

 

まとめだけ見ると、当たり前のこと過ぎますが、この当たり前のことができていないからオール3なんですよ。

 

オール3がオール4になったら志望校のランクが2~3は上げることができますね。

 

難しいと思われるかもしれませんが、親も子もどこまで本気で取り組めるかですよ。チャレンジしてみてください。応援しています。