地域密着の個人塾で26年間塾講師（正社員）として働いていたかつっぺです。
大手塾や個別指導塾の乱立ともいえる教室展開で塾業界の競争は激しくなる一方です。
そのあおりを受けて、地域密着で実績もしっかり出していた塾でも倒産する時代です。
私が勤めていた個人塾がまさにそれでした。
新聞の折り込みチラシを出そうがＤＭを送ろうが全く反応なしです。
が、倒産が決まる前に取り組んでいた塾のホームページ一新で大きな変化がありました。
もっと早くに気づいていれば…。
そこで本記事は、
個人塾を経営しているが生徒が集まらなくて困っている塾向けに、
塾のホームページで集客するためのヒントを簡単に説明いたします。
もくじ
新聞のチラシ折込で生徒が集まらない理由
大手塾のように毎週毎週チラシを入れられるなら別でしょうが、
新聞に折り込みチラシを入れる方法では生徒は集まりにくい時代です。
20代～40代で新聞を定期購読している人が年々減少しているからです。
実際、私の勤めていた塾では市内に３万枚のチラシを入れていましたが、同じエリアで半年ごとに1,000～2,000くらい部数が減っている感じでした。この５年ほどで２万ちょいくらいに減っていました。
塾に通わせる親の世代である30代後半～40代が新聞を定期購読していなければチラシを入れる意味はありません。
いろいろ試しましたが効果なしでした
新聞の折り込みチラシ以外にもいろいろ試してみました。
- ダイレクトメール（ＤＭ）を送る
- 楽スルを使ってポスティング
- 地域情報誌（兵庫ではリビング）への折り込み
- 友達紹介のキャンペーン報酬アップ
全滅です。
ＤＭやポスティングは嫌がられるだけですね。
地域情報誌も近所のグルメ情報くらいしかママさんは見てくれません。
友達紹介は分母が多い時は有効ですが、そもそも生徒数が減少している状況では効果は出ません。
塾のホームページをWordPressで作り直した結果、問い合わせ急増
見出しタイトルの通りです。
これだけで、市内の塾検索で最高６位、常時トップ１０内に表示されるようになりました（有料広告塾を除けば３～８位）。
その結果、電話での問い合わせと来塾によるパンフレット受け取り数が急増しました。
最終的には、１２月中旬～１月末までに約２０名の問い合わせがありました。
ここ数年、１回の新聞折り込みチラシでの問い合わせはよくて３～５名でしたので驚きです。
WordPress導入前のホームページ運営状況
私が勤めていた塾では、近隣の個人塾に先駆けてホームページを作成し、ブログ（ヤプログ！）も毎日更新していました。
最初のホームページは
⇒ホームページビルダーでホームページ作成。
その後、
⇒レスポンシブ（スマホ）対応の無料テンプレートを使い、大幅にカスタマイズしてホームページ作成
他塾に先駆けて取り組んでいたので、ホームページ開設当初は
「〇〇市 塾」
「〇〇市 学習塾」
での検索順位は常に上位10位以内に入っているような状況でした。
もちろん、塾名ではトップ表示でした。
が、ここ数年は塾名以外の検索結果はよい時で21位。気を抜いていたら30番台というのが普通でした。
WordPressで作った塾のホームページのテーマはレンタルサーバーは『ロリポップ』
WordPressでホームページ（ブログ）を開設するためには、レンタルサーバーとの契約が必要です。
安心できる大手レンタルサーバーは次のとおり
アフィリエイトブログなどをメインに使うなら高速サーバーや高速プランが必要でしょうが、初心者が作る塾や中小企業のホームページなら、そもそも初心者向けのサーバーである『ロリポップ！
』一択でよいかと。
私の塾は、以前のホームページで利用していたレンタルサーバーが「ロリポップ！」でしたので、そのまま「ロリポップ！」を利用しました。
ロリポップをおススメする理由は、「サポートが親切」だということ。
電話サポートがとにかく親身になってアドバイスしてくれます。私も１０回ほどお世話になりました(^^;
プランは電話サポートもある「スタンダード（月額500円）」で十分です。
でドメインを取得すれば設定も簡単です。WordPressで作った塾のホームページのテーマは『Emanon Business』
WordPressで塾のホームページを作るにあたって考慮したことは、
- SEO対策がしっかりしている
- 初心者でも使いやすく、サポートがある
- ブログ更新ができる
- 見た目がかっこいい
- 価格が安い
そこで、検討した有料テーマは、
- Emanon Business
12,800円（税込） - WING（AFFINGER5）14,800円（税込）
- LIQUID PRESSCORPORATE9,900円（税別）
検索すればまだまだ有料テーマでよいものはありますが、塾のホームページなのでデザインの個性が強すぎるものはスルーして、この３つで最後まで悩みました。
この３つならどれを選択しても間違いないと思います。
私は、最終的に「見栄えの第一印象・使いやすさ・価格・SEOに強そう」という理由でEmanon Business
を選択しました。
塾のホームページでEmanon Businessを使ってよかったこと
- 希望する検索順位で常時トップ１０入りが達成できた。
- 初心者でも設定が簡単。「こうすればいいのかな？と思った通りに進めればその通りだった」みたいな感じです。
- カスタマイズが簡単
- サポートが爆速
一番の目的だった検索順位で希望以上の結果が出たので大満足。
内部SEOがしっかり構築されている証拠でしょう（詳しくは分かりませんが(^^;）。
無駄な機能がないので（作りこみたい人には物足りないかも）、初心者でも簡単に運営できます。
そして、困ったときのメールサポートがビックリするくらい早いです。
夕方５時～６時くらいまでなら数分で返事がきました。
夜遅く問い合わせをした場合でも、翌日午前には返信がありました。
初期設定の段階では、本来有料のところを無料で設定してくれたり、調査してくれたりしました。
初心者にとってサポートの充実度は最重要ポイントです。
私はロリポップ！とエマノンのおかげでスムースに問題解決ができて助かりました。
塾のホームページで集客する：まとめ
個人塾や中規模塾の塾長様、ホームページ運営を担当されている先生、いかがでしたか？
もしまだWordPressを使ったホームページを作っていないようでしたら、今すぐ作成に取りかかってください。
せっかく地域に根差し、長い月日をかけて築いてきた信頼と実績がよく分からない個別指導塾や大手塾に奪われるなんて悔しいではありませんか。
中小企業も同じです。
最近の塾探しは「まずGoogleで検索」からです。
そのGoogle検索で上位表示をさせていれば、間違いなく入塾の問い合わせが増えます。
塾が倒産したら、先生だけでなく、通ってくれている子どもたちも困るんです。
最初は「難しそう、時間がかかりそう」と思いますが、いざ取り組んでみたらできるものです。
悩む前に行動してください。応援しています。
