保護者との懇談で、国語に関して多かった質問は次の2つ。

 

「うちの子は昔から国語が苦手で…。どうしたら定期テストの国語で点が取れるようになるのでしょうか。」

 

国語が苦手というのと、定期テストで点が取れないのは別次元です。

 

定期テストで点が取れない場合の対処法は下記の記事で解説しています。

 

 

もう一つ、

 

「どうやったら読解力が上がるのでしょうか?」

 

この問いに関して、「読書量を増やしましょう」とか「たくさん問題を解いてコツをつかみましょう」とか差しさわりのない返答が一般的ですね。

 

国語が得意な子の多くが読書好きであることも確かですし、読書量を増やせば語彙力は増えるしスピードも上がります。

 

問題量をこなせば能力の高い子は自然と解答のコツもつかむでしょう。

 

でも、それだけでは毎回確実に高得点が取れるという保証はありません。

 

読解力を上げるには、正しい読み方をすること。

 

正しい読み方をすることで得点力もあがります。

 

つまり、「正しい読み方=正しい解き方」ですね。

 

数学や理科に公式があるように、

 

国語にも「読み方=解き方」の公式があるのです。

 

その「読み方=解き方」の公式を身につければ、

 

どんな文章に当たってもきっちり得点できるのです。

 

そこで、

高校入試の国語で合格点を取るためのお薦め参考書・問題集として
“出口汪先生の論理シリーズ”

を紹介します。

 

出口先生の論理シリーズをベースにした読み方・解き方で塾生を指導し、

 

京都の洛南高校などの難関私立高校、兵庫の長田高校・神戸高校など公立トップ高校へ多数の合格者を送り出してきた元塾講師の私が自信をもってお薦めします。

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高校入試に必須の参考書『中学国語 出口のシステム読解』

高校入試国語 解き方

 

高校入試の国語対策は『中学国語 出口のシステム読解』一冊で80%補えます。

 

著者の出口汪先生の教えは一貫しています。

 

「論理的に読み、論理的に解答する」

 

これだけですね。

 

この本と出口先生の問題集で息子の国語は劇的に伸びました。中学1年の2学期の通知表で2という屈辱的な評定を受けて親子で取り組みました。それから2年がたち、3年の2学期は評定で5となり、偏差値も60を超えるようになりました。凄く頭が良い息子ではありませんが、この本は本当にわかりやすかったようです。希望校に合格いたしましたのでお礼のために書き込みました。

その後ですが
現在中学一年の娘に息子が使ったこの本を冬休みに使ってみなさいと勧めました。
もともと成績は良かったのですが、国語に関しては冬休み明けの実力テストで学年1位だったので驚きました。偏差値は70を超えていました。たまたまかもしれませんがびっくりしました。
引用元: Amazonレビュー

「論理」ってどういうこと?

出口先生は、どの著書でも「論理」を次のように定義しています。

 

筆者が文章を書くとき、読者が一体だれなのかわかりません。
そこで、だれにでもわかるように筋道を立てて書こうとする。
その筋道を「論理」という。
引用元:出口の小学国語 レベル別問題集0理論編

文章には必ず「論理=筆者が立てた筋道」があります。

 

したがって、国語の問題が解けるようになるためには、

 

「論理=筋道」を意識して文章を読んでいく訓練が必要なのです。

国語が解けない理由と対処法

高校入試国語 解き方

 

国語の問題を解くための大原則は、

 

一文や文章の論理(筋道)を追って、筆者の主張(要点)をつかまえることです。

 

出口先生の著書では国語が解けない理由を大きく3つに定義しています。

 

  1. 文章の要点が見つけられないから
  2. 一文を論理的にとらえることができないから
  3. 論理を無視して、勝手に読んで答えるから

つまり、要点をつかむ読み方をしていないのです。

 

読み方が適当なんです。

 

だから、国語の問題を解くために、

 

「正しい読み方=解き方」でとらえるように意識して読むことが必要。

 

文と文の「イコールの関係」や「対比の関係」から要点をつかむ。
文の中でも「主語・述語」をおさえ要点をつかむ。
自分勝手に読むのではなく、筆者が立てた筋道をそのまま追って読むだけ。

これらの具体的な方法論がすべて『中学国語 出口のシステム読解』に書かれています。

 

高田純次さんではないのですから適当に読んでいては高校入試で点は取れません(笑)。

国語の問題を解くためのトレーニング

>高校入試の国語対策には『中学国語 出口のシステム読解』一冊で80%補えます。
と前述しました。

 

残りの20のうち15%分は『中学国語 出口のシステム読解』で学んだ公式に沿って実践的なトレーニングで補います。

 

『高校入試 システム中学国語』各編を使うことで、

 

公式のくり返し学習ができ効果的です。

 

 

※残り5%は漢字・文法です。

 

高校入試 国語:正しい読み方=正しい解き方=正しい答え方

国語の勉強法

 

私自身も国語の塾講師として、

 

「答えの根拠は必ず文中にある」ことを強調してきました。

 

教える側も主観を一切排除して、「~だからこうなる」の、

 

「~だから」の部分を必ず本文に書いてある通りに説明する。

 

きわめてシンプルかつ最も重要なポイントです。

 

高校入試だけでなく、中学入試・大学入試においても本文の前には必ず

 

「次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。」という一文がありますよね。

 

だから、入試問題では

 

「文章の中にある答え、その答えの根拠」を探して答えることが絶対条件なのです。

 

「それ自体が難しい」と思われているかもしれませんが、

 

『中学国語 出口のシステム読解』で「正しい読み方=正しい解き方」を学んでいけば、

 

必然的に「正しい答え方」にたどりつけるようになりますよ。

高校入試:国語の解き方 まとめ

高校入試国語 解き方

 

「国語はセンスで解く科目だから勉強しても無駄」とか、

 

「読解力はすぐにつかない」と思っている人が非常に多いですよね。

 

でも、「正しい読み方」をすれば読解力はだれでもすぐに身につきます。

 

「正しい読み方=正しい解き方=正しい答え方」なので得点力もアップします。

 

『中学国語 出口のシステム読解』をマスターすれば、

 

国語が苦手な人でも高校入試の国語で80点以上を目指せますよ。

まとめ 出口汪先生の論理シリーズ 問題集