みなさん、こんにちは。
芦屋市で塾講師歴26年のかつっぺです。

中学生になると、各学年・各学期の成績を5段階で表した「通知表」が、公立高校入試においてとて大切だよと聞いたことがあるでしょう。

 

なぜ「通知表」が大切なのか。

 

それは入試の合否判定に活用されているからです。

 

この記事で分かること

 

 

内申点が合否にどう影響を与えるか。
どうしたら内申点を上げることができるか。

3分で読めますので、最後までお付き合いください。

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内申点の重要性

 

兵庫県公立高校一般入試の合否は、「内申点250点+学力検査250点(+第一志願加算点)」で判定されます。

 

詳しくは、前記事にて解説しました。

 

 

 

なぜ、「内申点」が重要なのか。

 

 

  • 合否判定で得点化される。
  • 合否判定500点満点中、内申点の割合は半分の250点
  • 志望校合格ラインの「内申点」がないと、学力検査での逆転が難しい。

 

3番目の点は、逆に言えば、志望校合格ラインを超える「内申点」があれば、学力検査で大失敗さえしなければ合格の確率が高くなると言えますね。

 

[具体例]
神戸高校の合格60%ラインを440点/500点満点と仮定した場合。

  • Aさん 内申点238点→学力検査202点でライン越え
  • Bさん 内申点210点→学力検査230点でライン越え

学力検査を各科100点満点(全500点満点)に換算した場合、BさんはAさんより学力検査で「28点×2=56点」多く得点しなければなりません。

 

つまりBさんが合格率60%に必要な得点は、

  • Aさんより1科目11点以上
  • 500点満点で460点(92%)

ということになります。

 

優秀な子でも、正答率90%越えは難しいです。

 

逆に、神戸を目指す子なら、Aさんのように正答率80%くらいなら余裕ですね。

 

いかに「内申点」のアドバンテージが大切かが分かりますね。

内申点はどのようにつけられる?

国語の勉強法

 

 

  • 中3の1・2学期の成績をもとにつけられる。
  • 提出物や授業態度も反映される。
  • 評価は、基本的に教科担当に一任されている。

現在の通知表の評価基準は「絶対評価」によって行われています。

 

「絶対評価」とは、「生徒個人が定められた目標にどこまで到達したかを評価する方式」です。

 

かつての「相対評価(テストの得点順に評価)」と比べると、学習面での到達度を客観的に評価する基準を設定すること自体が難しいですね。

 

なので、教師の主観が内申点に反映されることも十分あります。

 

そのことも理解した上で、日々の取り組みが必要となります。

内申点を上げるために

 

なかなか実行は難しいと感じる人もいるでしょうが、内申点が高い子は下記のほぼすべてができている子です。

 

内申点が低い子は特に下記の点に注意しつつ、親もできるだけ協力してあげてください。

定期テスト(中間・期末)勉強を念入りに

一番の基本ですね。

この3ステップの具体的な勉強のやり方については下記の記事で詳しく解説しています。

 

 

 

 

自信がない人は、ひとまず取り組みやすい進研ゼミ中学講座の“ゼミの青本”を活用することから始めてみましょう。

 

 

【進研ゼミ中学講座】

授業態度に気をつける

私語・授業妨害・居眠りは減点と考えましょう。
逆に、積極的な挙手などは好印象。懇談で言われましたが、挙手の回数までチェックしている教師もいましたよ。

宿題・ノート提出・課題は提出期限厳守

ここは本人任せではダメです。
次の3チェックを必ず親がしてください。

 

 

  • すべて丁寧にやり終えたか
  • 学校に行く前にかばんに入れたか
  • 忘れず提出したか

さらには、夏休みの宿題のいくつかは親が協力してあげてください。

 

あまり詳しく書くとクレームが来るので控えますが(^^;、ネットから引用して丸写しするより少しの手伝いの方がよっぽど健全でアリだと思います。

実技教科もおろそかにしない

内申点の割合が高い実技教科は貴重な得点源です。

 

 

  • テストはほぼ暗記もの。ひたすら覚える。
  • 過去問と同じテストがよく出る。塾を活用するのも手。
  • 「運動が苦手、絵が下手」等でも、一生懸命取り組み、テストで挽回
  • 音楽会の指揮者や体育会の委員に立候補する

普段の生活態度にも気を受ける

先生に対する言葉遣いや身だしなみ、病気以外での遅刻など、先生への印象が悪くなることは改善しましょう。

まとめ

塾勉強

 

兵庫県に限らず、全国各都道府県でも内申点を高校入試の合否判定に利用していますね。

 

合否判定に使われるのであれば、嫌でもその対策をしておかなければなりません。

 

「日々の努力の積み重ね=内申点」が志望校合格へつながるということを意識して、悔いのない受験ができるよう頑張ってください。