芦屋市で塾講師歴26年のかつっぺです。
中学生のお子さんを持つ保護者の方は、まず兵庫県の入試選抜方法を知っておかなければなりません。
特に「内申点」の扱われ方はしっかり理解しておく必要がありますよ。
この記事で分かること。
3分で読めますので、最後までお付き合いください。
兵庫県公立高校一般入試の入試選抜方法
次の二つの選抜方法があります。
- 単独選抜…工業・農業など職業教育を主とする学科
- 複数志願選抜…単独選抜以外の学校、第二志願まで出願できる
多くの方が受験される普通科は「複数志願選抜」になります。
兵庫県公立高校一般入試の合否判定
2021年度入試現在、兵庫県の公立高校一般入試での合否は下記の通り判定されます。
「内申点」250点+(入試当日の)学力検査250点=500点満点
「内申点」250点+(入試当日の)学力検査250点=500点満点+第一志望加算点
学力検査は「英語・数学・国語・理科・社会」を各100点満点で採点し(合計500点満点)、その得点を2で割り250点満点に換算します。
また、第一志望の合否判定には、「第一志望加算点」が加わります。
第一志望志願点は学区によって異なります。
学力検査当日には500点満点のテストのうち約半分のテストが終了していることになりますね。
内申点
「内申点」は、「内申書(調査書)」に記載される各教科の評定を5段階で表したもののことです。
合否判定に使われる「内申点」は、中学3年生の1・2学期の成績をもとにつけるとされています。
内申点の計算方法
- 「英語・数学・国語・理科・社会」各教科5段階評定×4=100点
- 「音楽・美術・保健体育・技術家庭科」各教科5段階評定×7.5=150点
「英語・数学・国語・理科・社会」の合計点を出して4を掛けるやり方でもよいです。
内申点の具体例
極端な例を挙げていますが、
Aさんのように5科目が苦手でも、実技教科の評定がよければ、全体の内申点は高得点となります。
逆にCさんのように5教科は強いが、実技教科の評定が低いと、全体の内申点は低くなってしまいますね。
まとめ
兵庫県公立高校の一般入試では、「内申点」と「学力検査」の割合が50%ずつで合計され、総得点上位者から合格者が選定されます。
※定員200名で上位から200番に複数名いる時などは、各高校で校長と校長が任命する委員数名で組織された「合否判定委員会」が評定します。
詳細は書けませんが、調査書の内容からの総合判断でということです。
内申点の割合が非常に高いところが特徴ですので、内申点対策を怠らないようにしましょう!
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