はるか昔の話ですが、宝塚歌劇団の演出助手採用試験で最終面接までいったかつっぺです。
宝塚ファン歴30年、欅坂46ファン歴は3年です。
皆さんは、「宝塚歌劇団」と聞いてどんなことをイメージされますか?
また、「欅坂46」のイメージはどんなものですか?
歴史ある歌劇団と結成4年ほどのアイドルグループに共通点なんてあるのかな?
この記事では、宝塚歌劇団と欅坂46の共通点を無理やりこじつけて語ります。
わしゃ宝塚は好きじゃが、欅坂46なんて興味ないぞい。
いや、好きになってほしいからです(滝汗)。
ぶっちゃけどうでもいい内容なので、目次から“まとめ”を見てくださるだけでもありがたいです。
[視聴方法・視聴料解説付]宝塚が大好き“タカラヅカ・スカイ・ステージ”3食抜きでも満腹です
宝塚歌劇団 演出助手 不採用までの記録
宝塚歌劇団とは
1921年から花組・月組の2組体制となり、現在は「花組・月組・雪組・星組・宙組」の5組体制+専科。
宝塚歌劇団は言わずと知れた女性だけの劇団。
「清く・正しく・美しく」の理念に沿い、各組ごとにオリジナルのミュージカル、レヴュー作品を基本に上演。
近年は海外ミュージカルも増えましたが、他の劇団とは明らかに一線を画した独特の世界を持つ劇団です。
「歌(音楽)・ダンス・お芝居」+壮大な舞台装置、演出…宝塚歌劇団の創り出す舞台はまさに総合芸術です。
宝塚歌劇団の組カラー
宝塚歌劇団は、5組それぞれに組のカラーがあります。
例えば、「ダンスの花組」とか「日本物の雪組」とか。
そういった組カラーは組の伝統として継がれてきたものであるものの、そこに組のトップスターの個性が強く反映されます。
なぜなら、宝塚ではそのトップスターのために演出家が脚本を書きおろすからです。
宝塚歌劇団のスターシステム
宝塚歌劇団の各組で主演を演じるのは、人気・実力・華を兼ね備えたトップスターただ一人。
100年以上の歴史がありながら、例えば、花組では2020年現在のトップ柚香光さんで28人目です。
スターシステムとは、トップスター・準トップスター(2番手スター)・3番手スター・スター候補生という感じでそれぞれのポジションに応じて重要な役がつくというもの。
引用元: はじめましての宝塚さん
宝塚ファンをやめられない理由は、この「スターシステム」にあります。
実際、応援していたトップスターが卒業しても、次々と応援したくなるスターが生まれますからですね。
好きなトップさんと重なる部分があったりする下級生がいると、そのままその生徒の贔屓になってしまいます。
私の場合は、
花組・安寿ミラさん→星組・香寿たつきさん→星組・柚希礼音さん→星組・礼真琴さん
「寿」とか「礼」の名前つながりではありませんよ(爆)。
基本的にダンサーで、どこか翳りがあるところが好きなんですよね(^^;
欅坂46とは
欅坂46は2015年に乃木坂46の新プロジェクトとして発足したアイドルグループ。
欅坂46ももちろん女性だけです。
その後、長濱ねるさんの“ひらがなけやき”が誕生し、ひらがなけやきは2019年に“日向坂46”として独立。
よく分からない吉本坂46と併せて4グループ体制となった坂道シリーズの一つです。
欅坂46のグループのコンセプトは“イギリスのモッズ”。
欅坂46のカラー(=独自性)
欅坂46は他アイドルグループと一線を画した強烈な個性を持ったグループ。
君は君らしく生きて行く自由があるんだ/大人たちに支配されるな/初めから そうあきらめてしまったら/僕らは何のために生まれたのか?
欅坂46『サイレントマジョリティー』より
デビュー曲でこう言い放ち、いつしか“笑わないアイドル”と称されるようになりました。
しかし、そのグループの個性はシングル曲で9作連続センターを務めた平手友梨奈さんによるものと多くの人が言うでしょう。
なぜなら、徐々に欅坂46で語られる歌詞の多くが作詞家兼プロデューサーである秋元康氏が彼女にあて書きしたものだからですね。
また欅坂46の作品は演劇的だとも言われています。
それは「秋元康氏のストーリー性のある歌詞、鬼才TAKAHIRO氏の振付、ミュージックビデオの完成度の高さ。そして平手友梨奈さんを中心としたメンバーの表現力」によるものでしょう。
少しオーバーかもしれませんが、欅坂46もまさに総合芸術を体現していると言えます。
欅坂46のセンターシステム
欅坂46以外のアイドルのことは全く知りませんが、
AKB48全盛時は、前田敦子さん→大島優子さん→渡辺麻友さんと上手くセンター交代が進んでいた印象ですね。
「総選挙」というシステムがそのままセンターシステムになっていたわけですよね。
欅坂は全シングル9曲で平手友梨奈さんがセンターを務めました。
他アイドルでデビューから9作連続というのはないです。
欅坂のセンターシステムは、「平手センターありき」でした。
しかし、その平手さんのグループ脱退で、結成以来最大のピンチに陥っているのは確か。
なので、次の9thシングルのセンターが誰になるかというよりも、
10th,11thシングルまでも含めて今後のセンターをどのように出していくのかというところがポイントではないですかね。
私の願いは
センターが変わるのだから、これまでの平手欅坂46のカラーをそのまま踏襲する必要はない。
とはいえ、曲ごとにセンターが変わるアイドルではなく、腰を据えて次期センターを中心に新しい欅坂46カラーを築いてほしい。
です。
作品ごとにセンターを代えて、皆にチャンスを与えてあげたいという意見ももっともだと思います。
でも、欅坂46は他のアイドルと同じにはなる必要があると思われますか?
平手さんを中心に築き上げられた欅坂46の世界観が好きでしたが、次のセンターでの新しい欅坂46も楽しみではありませんか?
ぶっちゃけセンターは誰でも構いません。私は箱推しですから。
無理やりこじつけのまとめ
- 宝塚も欅坂46も女性だけ
- 宝塚は5組体制=欅坂46は坂道シリーズ4グループの1つ
- 宝塚には5組それぞれの組カラーがある=欅坂46には強烈な個性がある
- 宝塚の組カラーはトップスターによる=欅坂46の個性は平手友梨奈さんによる
- 宝塚はトップスターのために脚本を書く=欅坂46の歌詞は平手さんへのあて書き
- 宝塚も欅坂46も総合芸術
- 宝塚のスターシステム=欅坂46の長期センターシステム
みなさんのイメージと一致したところはあったでしょうか?
宝塚歌劇団と欅坂46。独自の世界観をもつ両者に興味を持っていただけたら幸いです。
(追記)
平手友梨奈さん脱退、鈴本美愉さんの卒業など欅坂46ファンとしてはこれ以上ないダメージを受けています。
鈴本さんはある程度覚悟していましたが、平手さんは何やかや言うてもセンターで居続けてくれるものという甘えがありました。
私は箱推しのおっさんですが、それでも平手さん脱退は一瞬意識が飛んでしまうくらいのショックでした。
そんなショックを吹き飛ばしてくれる衝撃のライブがこちら👇
映像、照明、セット、そしてダンス。プロが手掛けたステージングの全てがつまったまさに総合芸術と呼ぶにふさわしい作品です。