芦屋の進学塾で文系科目を26年間指導してきた元塾講師のかつっぺです(^^;
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、娘が通う学習塾がオンライン教材のすららを活用させてくれることになりました。
そこで、娘と一緒にすららの授業を受講させてもらっています。
今回は、今年(2020年)中3の娘が大の苦手としている「古文」の授業を受けました。
- すらら「中学 古文」授業の流れ
- すらら「中学 古文」は入試に役立つのかどうか
すららのことが気になっているという方は、無料で資料請求もできます。
古文が苦手なお子さんは多いと思います。
「すららの古文は入試に役立つのかな?」
「すららの古文で学校の成績は上がるかな?」
そんな疑問に塾講師目線で見た答えは次の通り。
「すららの古文は定期テストでの即効性はないが入試では力を発揮」
では、その「すらら 中学 古文」がすぐれたコンテンツである理由を授業の流れとともに解説します。
オンライン教材すらら:「中学 古文」の授業
すららの古文は「古文入門」と「古文:実践演習」の2つのステージからなり、
各ステージ内でさらに「レッスン⇒ユニット」と単元が細分化されています。
例えば、
「古文入門」は「オリエンテーション」「古文読解の基礎」の2レッスン。
「古文読解の基礎」は「かなづかい」や「省略表現」「和歌・俳句」など5つのUnitで構成されています。
今回は、「古文入門」の「オリエンテーション」を受けてみました。
他教科と同じく、導入部分で単元の目的をはっきりさせます。
昔の時代に昔の言葉で書かれた文章を古文を読み解く練習をしていくにあたって、不安があるかもしれないけど心配はいりません。
なぜなら、
- 難しい表現には注釈がある
- 注釈がない時は話の流れ(文脈)をたどれば分かる
と安心させてくれます。
そして、
とに学習者に問いかけ、その答えを示してくれます。
古文と現代文との違いを紹介。
この説明の中でも、学習者に問いかけがあります。
この問いかけのおかげで集中力が途切れず、受け身の受講になりません。
この問答形式は全科目共通です。
すらら:「中学 古文」古文読解の基礎 かなづかい
まずは「かなづかいのルール」からです。
例をあげながら詳しく解説が入ります。
表を見させる時や気づきを求めるときなど適度な間(ま)があり、
学校の授業を受けている感覚があります。
解説の後は、簡単な練習問題です。
解答欄に直接キーボード入力できます。
最終的に、文章題の中で歴史的かなづかいの問題に取り組みます。
かなづかいの正誤に終わらず、現代語訳も確認できるようになっています。
すらら:「中学 古文」古文読解の基礎 省略表現
かなづかいの次は、古文を読むうえで大切な「省略されていることば」を補いながら読んでいくことについて。
主語や助詞の省略について、軽くジョークも入れながら解説。
例文も分かりやすい分が使われています。
文章問題で練習。
いきなり「蝶めづる姫君」は題材としては難しいです。
とはいえ、分かりにくいところは「注釈を見る」ボタンがあるのですぐに確認できます。
すらら:「中学 古文」のポイント
すらら「中学 古文」の良かった点と課題点です。
良かった点
✅読み聞かせ(朗読)のスピードが中学生にはちょうど良く、とても聞き取りやすい。
✅文章に注釈と現代語訳があり、内容が分からないままにならない。
✅1ユニット20~30分でできるので継続しやすい。
✅練習問題も実践的な良問である。
「すらら国語」の基本コンセプトは、
「どのような文章でも読解できる、本質的な力をつける」というもの。
古文もそのコンセプトに沿って、時代背景の解説なども盛り込み、問題練習もより実践的な内容となっています。
したがって、
公立高校入試や中堅私立高校入試レベルの古文の問題であれば、きっちり対応できる力をつけてくれる講義であると言えます。
課題点は2点
✅学校教科書対応ではないので、定期テストでの得点アップの即効性はない
「本質的な力をつける」ためにはしかたがないかなと。
特に、中1にとっては題材自体のハードルが高いです。
逆に、中2後半から中3の受験対策としてはかなり有能なツール。
なので、中3の娘には最後まで受講するように指導しました。
すらら:「中学 古文」のまとめ
すららの「中学 古文」は始めて見る文章でも理解できるように考え抜かれた講義だなと実感しました。
講義は、量的には多くないので、
✅中3の夏休み
✅毎週土・日のいずれかに1Unit
のような利用法が効果的ですよ。
苦手な古文を克服したいというお子さん
古文を得意分野にしたいというお子さん
いずれの希望も叶えてくれる教材が「すらら 古文」です。
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