この記事では、毎週、宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」のおススメ舞台映像を紹介しています。

宝塚歌劇ファンの方・最近宝塚歌劇のことが好きになった、気になるという方向け。

今週【2020年9月7日(月)~9月13日(日)】の注目番組は!

望海風斗さん主演『ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜です。

早霧せいなさんの跡を継ぎ雪組トップスターとなった望海風斗さんと真彩希帆さんのトップコンビお披露目公演。

ロベスピエールの盟友であり敵ともなったダントン彩風咲奈さんとその妻ガブリエル朝月希和さんが次期雪組トップに決定!この二人の関係も見逃せません。

作曲は「スカーレット・ピンパーネル」のフランク・ワイルドホーン氏。和央ようかさんのご主人ですね😊

ワイルドホーン氏の心揺さぶられる楽曲と望海風斗さん、真彩希帆さんの心こもった歌声とのコラボレーションを、是非、タカラヅカ・スカイ・ステージでお楽しみください。

スカステについて詳しくお知りになりたい方は、上記にてどこよりも詳しく視聴方法・視聴料などについて丁寧に解説しています。是非参考にしてください。

雪組では彩風咲奈さんにはまりつつあるかつっぺはこんな人。

簡単に自己紹介しますm(__)m。

・宝塚ファン歴30年のアラフィフおやじです(^^;
・最も青春した生徒さんは安寿ミラさん♪
・舞台鑑賞数が最も多いのは圧倒的歌唱力に魅せられた涼風真世さん♪
・今は礼真琴さん推し。
・学生時代には演出助手の試験を本気で受けたくらい宝塚が好きな人間です(^^;
宝塚歌劇団 演出助手 不採用までの記録

スポンサーリンク

ひかりふる路 ~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~(’17年雪組・宝塚)

【放送日時】
9月13日(日)21:00~22:45
9月17日(木)19:00~20:45
9月20日(日)14:00~15:45
9月22日(火)24:00~01:45
9月28日(月)15:00~16:45

スカステ番組詳細

作品の概要は、スカステの番組詳細でどうぞ。

フランス革命の中心人物の一人、ロベスピエールを主人公に、彼の掲げた「自由・平等・博愛」に込められた想いを紐解き、人類の歩むべき路を問いかける歴史ミュージカル。全楽曲をブロードウェイで活躍する作曲家フランク・ワイルドホーンが提供。作・演出は生田大和。’17年雪組・宝塚大劇場。望海風斗、真彩希帆、彩風咲奈 他。フランスの片田舎に生まれたロベスピエール(望海)は、幼くして母を亡くし、弁護士でもあった父も失踪するが、同じ道を歩めばいつか父と再会できるかもしれないと弁護士となる。そして人々の平穏な暮らしを守ることが使命だと政治家に転身、パリで革命に身を投じる事となる。時を経て革命の指導者となったロベスピエール。フランスは共和国となり、フランスを新しい時代へと導いたロベスピエールに人々は熱狂し、いつしか彼は“革命そのもの”だと称される。だが一方で、貴族に生まれたという事だけで、人生を狂わされた“革命の犠牲者”も少なくなかった。その一人、マリー=アンヌ(真彩)は革命への復讐心ゆえに“革命そのもの”であるロベスピエールを暗殺する為に、パリの街で機を窺っていた…。

タカラヅカ・スカイ・ステージ

宝塚ファンをしていると、フランス革命には自然と詳しくなってしまいますね(笑)。

主な出演者

ミュージカル『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』の主な出演者です。

マクシミリアン・ロベスピエール

望海 風斗
マリー=アンヌ

真彩 希帆
ジョルジュ・ジャック・ダントン

彩風 咲奈
カミーユ・デムーラン

沙央 くらま
ルイ・アントワーヌ・ド・サン=ジュスト

朝美 絢
マノン・ロラン夫人

彩凪 翔
タレーラン・ペリゴール

夏美 よう
ガブリエル(ダントンの妻)

朝月 希和
リュシル(デムーランの妻)

彩 みちる

雪組『ひかりふる路 ~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』ちょい感想

今回はメインキャストを中心にちょい感想を。

朝美さんでつかみはOK

冒頭ルイ16世の処刑のシーンでは、雪組に組替後、初の宝塚大劇場公演出演となる朝美絢さんのサン=ジュストの歌唱で始まります。

このサン=ジュストってのが結構曲者なわけですが、革命に、いやロベスピエールを盲目的に崇拝しているサン=ジュストを朝美さんは見事に役を掴んでおり、三番手らしく存在感抜群でした!

望海さん堂々の登場

よどみなくトップスター・ロベスピエール望海風斗さんが登場!

革命による新しい時代を告げる歌詞と新生雪組として歩んでいこうとする路とがリンクする歌詞を堂々と披露♪

花組時代から応援していたので(トップになれるとは正直あまり思っていなかったのですが(^^;)、本当に嬉しかったなぁ。

ロベスピエール役も恐怖政治の名から浮かべる恐ろしい人物ではなく、理想家としての人間味あふれるロベスピエール像を好演。さすがです。

真彩さん美声を披露も髪型、メイクが…

星組時代『鈴蘭』で礼真琴さんの相手役でお気に入りになった真彩希帆さんが、歌えるトップ望海風斗さんの相手役に!心ときめきましたよ♪

本作では、マリー=アンヌという革命で家族や愛する人を失った貴族の娘役。

敵を討つために秘かに革命のシンボル的存在ロベスピエールの命を奪おうとパリへ。

さすがの歌唱力は文句なしなのですが、時代考証しすぎじゃないの?と突っ込みたくなる髪型とおさえたメイクが最初から最後まで気になって仕方がありませんでした(^^;

ショーでのお目目パッチリメイクがとびきりかわいかったので(プロローグで瞬殺されました(^^;)、映像で見返すと余計に気になっちゃいました。

彩風咲奈さん やっと第三場で歌う

待ってました!彩風さん!

第一場から登場していましたが、歌は第三場「ジャコバン・クラブ」になってやっとです。

でも、望海さん&真彩さんのようなソロではないのでこの時点ではちょっともの足りません。いや、その後も歌の割合が少なく消化不良😢

が、堂々とした立ち姿と台詞回しはさすが。というより、ここ数年、彩風咲奈さんはかなり気になる存在になっているのでどこにいても目で追ってしまいます。

良くも悪くも、ある程度自分の“型”というのをお持ちになっているので、どんな役をしてもすぐに彩風さんだと分かりますね。

スターというのはある意味それが一番の条件ではないかななんて思っております(もちろん、いろんな役に変幻自在になりきれるスターさんもそれはそれで素敵ですけどね♪)。

例えば、星組の元トップスター麻路さきさんなどその典型ではないでしょうか?

正直、歌唱力の面ではかなり酷評された方ですが、立ち姿・台詞回しでは麻路さきさんの“型”というものがあり、苦手な歌唱でさえも“型”の一部にはめ込んでいたように思います。

ちなみに、私は麻路さんも大好きで、いまいち眠くなる『国境のない地図』でさえVHS版買ったくらいです(^^;。特に『ダル・レークの恋』のラッチマンは瀬奈じゅんさんのラッチマンより麻路さんの方が今でも好きです。

彩風&朝月 夫妻

9月4日付で、次期雪組トップスターコンビの発表がありました。

 

この度、雪組 次期トップスターに彩風咲奈、次期トップ娘役に朝月希和が決定しましたのでお知らせいたします。
朝月希和は、2020年11月16日付で花組から雪組に組替えとなります。
なお、彩風咲奈朝月希和の新トップコンビとしてのお披露目公演は決定次第ご案内いたします。

宝塚歌劇公式サイト

彩風咲奈さんのご指名でしょうか?

この公演では、朝月さんがダントンの妻ガブリエル役。ダントンは死後もガブリエルの遺体を掘り返してデスマスクを作ったと言われるほどの愛妻家。

この公演でも、その一端がうかがえると同時に彩風さんと朝月さんで夫婦役というのもすごい縁だなと。

さらにいえば、併演のショー『SUPER VOYAGER!』の「第3章 OCEAN-海に浮かぶ月-」でのダンスシーンは強烈な印象として残っています。

せっかくなら『ひかりふる路 ダントン編』なんか作ってくれたら嬉しいかも♪いい話ができると思いますけどねぇ。

彩 みちるさんも目立っていたけどなぁ

望海風斗さん主演の『ドン・ジュアン』でヒロインを務めていた彩みちるさん。

『ひかりふる路』では、沙央くらまさん演ずるデムーランの妻リシュル役でとても目立っていました。

印刷長ルノー夫妻の自宅からパリの女性仲間にマリー=アンヌを紹介する場面での力強い歌唱もよかったですし、なにより見栄えが素敵♪

近年は朝月さんのようにキャリアを積んでからのトップ娘役もあるので、まだまだ頑張ってほしいなぁ。

【関連記事】
【宝塚歌劇】愛のために死んだ『ドン・ジュアン』望海風斗&彩風咲奈だからこそ!

沙央くらまさん退団公演

月組、専科でも活躍された沙央くらまさんですが、やはりもともと雪組っ子ですから、雪組公演で退団というのがよかったですね。

専科時代に出演した『1789 -バスティーユの恋人たち-』ではダントンとを演じていた沙央さんですが、印象的なのは『ロミオとジュリエット』の乳母ですよね。

『ひかりふる路』でも、しっかりソロ場面をもらい(ショーではエトワールも!)、有終の美を飾れたのではないでしょうか。

【関連記事】
【宝塚歌劇】龍真咲『1789 バスティーユの恋人たち』にケチをつけるな

脚本も音楽も素晴らしいが

生田先生のことは正直よく存じないのですが(^^;、望海風斗さんとは『ドン・ジュアン』で組み、サヨナラ公演のショーシルクロード~盗賊と宝石~も担当ですね。

革命家というより理想家だったロベスピエールの苦悩とその理解を助けるためのマリー=アンヌ。

ダントンの処刑、ロベスピエール自身が破滅へといたる「テルミドールの演説」からのテルミドールの反動。

史実の流れに沿いながらワイルドホーン氏の楽曲とともに卒なく話が展開していきます。

でも、決定的に残念なのは『スカーレット・ピンパーネル』の「ひとかけらの勇気」のようなキャッチ―でインパクトのある曲がないこと。

「ひかるふる路」も真彩さんとの「今 Now」もめちゃめちゃいい曲なんですが、1回観た後で耳に残っていたかと言われると??でありました。

望海風斗『ひかりふる路 ~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』まとめ

新型コロナウイルスの影響で、宝塚歌劇団も公演延期が相次ぎ、望海風斗さんと真彩希帆さんの退団も2021年4月11日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付に延びました。

公演が増えるわけではないので、ファン心理としては微妙なところかもしれませんね。

おそらく望海風斗さんほどの歌唱力のある方なら、退団後のスケジュールも決まっていたでしょうから。

一日でも長く宝塚の望海風斗さんであってほしいという気持ちと、外部のミュージカル等新天地で活躍する望海風斗さんの姿を見てみたいという気持ちと。

でも、今は望海風斗さんのサヨナラ公演が無事に上演されることを願うばかりですね♪

さて、望海風斗さん退団の日まで、タカラヅカ・スカイ・ステージでは望海風斗さん出演作品や特番が続々放送されること間違いなしです。

望海風斗さんのファンの方、雪組ファン、花組ファンの方でまだスカステにご加入されていない方は、この機会にぜひスカステで望海風斗さん出演作品をたっぷりご覧くださいませ。

お得に見る方法もありますよ。

【関連記事】
【超裏技】無料で見るタカラヅカ・スカイ・ステージ【だれでも使える】

タカラヅカ・スカイ・ステージへのご加入をご検討中の方は下記の記事で詳しく案内していますので参考にしてください。