この記事では、毎週、宝塚歌劇専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」のおススメ舞台映像を紹介しています。
宝塚歌劇ファンの方・最近宝塚歌劇のことが好きになった、気になるという方向け。
今週【2020年8月3日(月)~8月9日(日)】の注目番組は!
剣幸さん主演『ときめきの花の伝説』です。
85年作品という時代を感じさせる宝塚ミュージカルですが、祖国統一のため戦う青年を中心にさまざまな愛の形を随所に細やかに魅せる柴田先生らしい作品。で、結局、運動はどうなったの?的な終わり方ではありますが、そんな些細なことは気にしないまぁ~るい人間になった自分に気づかせてくれて感謝です(爆)。
やっぱり柴田先生の作品は好きだなぁ。
剣幸さんとこだま愛さんの宝塚らしいラブラブシーン満載!ぜひ、タカラヅカ・スカイ・ステージで『ときめきの花の伝説』をお楽しみください。
スカステについて詳しくお知りになりたい方は、上記にてどこよりも詳しく視聴方法・視聴料などについて丁寧に解説しています。是非参考にしてください。
家族のだれも一緒にスカステを見てくれない寂しいかつっぺはこんな人。
・宝塚ファン歴30年のアラフィフおやじです(^^;
・最も青春した生徒さんは安寿ミラさん♪
・舞台鑑賞数が最も多いのは圧倒的歌唱力に魅せられた涼風真世さん♪
・今は礼真琴さん推し。
・学生時代には演出助手の試験を本気で受けたくらい宝塚が好きな人間です(^^;
⇒宝塚歌劇団 演出助手 不採用までの記録
では、剣幸さん主演『ときめきの花の伝説』の作品情報、ちょい感想をまとめています。1分30秒ほどで読めますので(笑)、最後までお付き合いください。
もくじ
ときめきの花の伝説-スタンダール作より-(’85年月組・宝塚)
【放送日時】
8月 4 日(火)08:00~09:15
8月19日(木)17:45~19:00
スカステ番組詳細
作品の概要は、スカステの番組詳細でどうぞ。
スタンダールの短篇「ヴァニナ・ヴァニニ」を元に描く、革命党員の青年と貴族令嬢の恋。’85年月組・宝塚大劇場。脚本・演出は柴田侑宏。剣幸、こだま愛、郷真由加、涼風真世 他。1840年代、イタリアはたびたびオーストリー帝国の侵略を受け、革命派は義勇軍を組織してイタリア統一に向かって戦っていた。その若きリーダー、ジャン・マリオ(剣)は脱獄を図った折大怪我をしてメルリーニ侯爵夫人(京三紗)に救われ、夫人の愛人バローネ公爵(麻月鞠緒)邸に預けられる。彼はそこで、一人娘のアンジェラ(こだま)と出会い、二人は激しい恋に落ちる。しかし傷が癒えたマリオは仲間の元に帰らねばならない。仲間のアレッサンドロ(郷)、ステファーノ(涼風)たちの呼び出しを受け、マリオはアンジェラに別れを告げ、仲間たちの待つロマーニャの森に帰って行った。アンジェラはマリオを追って、ロマーニャに向かう。
タカラヅカ・スカイ・ステージ
主な出演者
ミュージカル・ロマン『ときめきの花の伝説』の主な出演者です。
ちなみに、新人公演主演は涼風真世・朝凪鈴コンビ。ジェロッティ侯爵は久世星佳、ステファーに麻路さき。
新人公演もマジで見てみたいです。
月組『ときめきの花の伝説』ちょい感想
今回、あまり感想がないので前置きで引っ張ります(^^;
私が宝塚ファンになったきっかけは剣幸さんのサヨナラ公演『川霧の橋』の前の公演、杜けあきさん主演の雪組『黄昏色のハーフムーン』をたまたまTVで見たことでした。
宝塚にはまり始めた時期に、ちょうど剣さんが退団されてしまうという時期と重なってしまいました。
だから、大劇場で一度も剣さんの作品を観ることができなかったのが残念でなりません。
NHKでノーカット放送された『川霧の橋』はもうビデオが擦り切れるほど見ましたよ。
こだま愛さんと蛍を目で追う場面…。あの作品は本気で天海祐希さんが憎たらしくて、また、涼風さんと朝凪さんコンビには泣かされもしました。
日本物なら親も見るだろうと無理やり見せたら両親ともに号泣してました。
で、その後は「宝塚 花の指定席」で放送されいた剣さんの作を友人にダビングしてもらって見ていきました。
大地真央さん時代の『二都物語』、トップ作では『パリ、それは哀しみのソナタ』がよかったなぁ。懐かしい。
デュエットダンスからの女装スタート
プロローグのデュエットダンスに見惚れていたら、
数分後に
うたこさん(剣幸さん)の女装姿、
普通に綺麗なんですが😊
しかし、めちゃくちゃ至近距離で介抱していましたが、気が付かないものなんですかね。
私はそういう方とお付き合いがないので分からないですけど、
はっ😲、もしかして気づいていないだけだろうか。
アンジェラの一途な想いは重いけれども
剣さんジャン・マリオとこだまさんアンジェラは恋に落ちるわけですが、なんせアンジェラの一途な想いがかわいいというかなんというか。
第六場「しばしの別れ」
ジャン「あなたの涙は僕に何もかも忘れさせてしまいそうです。大切な使命でさえも」
アンジェラ「ごめんなさい。私はバカな娘よ。古代ローマの英雄のようなあなたを愛したのに、あなたの義務に忠実であることを悲しむなんて…。」
アンジェラ「でも、離れたくない、いやぁ…」歌に入る。
でたぁ、この展開!しびれるぅ💛
第八条「再開の館」
ジャン・マリオを困らせるアンジェラ。
アンジェラ「祖国と私とどちらかを選ばねばならないとしたら?」
アンジェラ「ジャン・マリオ、どうなっても私あなたとずぅっと一緒にいたいの。」
ジャン「僕はあなたを愛しています。だけど、だけどアンジェラ。僕を信頼してくれている仲間のためにも、僕自身の義務のためにも働かなければなりません。分かってください。片時もあなたを忘れることは…」
アンジェラ「全部欲しいの」
あぁめんどくさー😩
でも、かわいらしい😌
この後の春風ひとみさんと桐さと実さんのお芝居がまた渋い。
フニクリ・フニクラでやっと涼風節が聴けた
第九場「ピクニックの森」
やっと「フニクリ・フニクラ」でかなめさん(涼風真世さん)のドスの効いた歌声が聴けましたよ♪
ここまでちょい役過ぎて欲求不満気味でしたが、やっと歌が聴けて、一網打尽された時に大粒の涙を流すところとあわせて、かなめさんファンとしてはなんとか満足(^^♪
嫉妬により二人の心に溝が
若央りささんの妹ローラが殺され、
涼風さんも捕まっちゃった
密告者は誰?
サスペンスタッチの展開
ジャン・マリオ、ブチ切れ
ここで初めてアンジェラがかわいそうに思えた😢
エレオノーラ春風ひとみさんが上手すぎて憎らしい😠
前半で鋭い方はお気づきになられたかと思いますが、革命運動の一斉蜂起を密告したのは春風エレオノーラでした。
ジャン・マリオに思いを寄せていた嫉妬から、密告者をアンジェラだと思わせるため…。
ジャンはそれを信じてアンジェラを罵倒してしまう…。自分を信じてもらえなかったアンジェラは深く傷つくわけですね。
ジャンを心から愛しているがゆえに、想いをストレートにぶつけ、ジャンに甘えてはいたものの、本当はしっかり自分の置かれている立場も、ジャンの立場もわきまえている。
そんなアンジェラが愛するジャンに信じてもらえない…。このときのアンジェラの絶望感は想像するに堪えません。
で、男前な桐さと実ジェロッティ侯爵から真実を知らされ、今度はジャン・マリオが後悔の思いに苛まれる。
二人の心は…。
エレオノーラさん、ごめんなさいではすまねぇよ。
組長・副組長祭りですか!?
もう一度キャストを見直してみて欲しいのですが、脇を固める布陣がすごすぎませんか?
歴代の組長・副組長、専科さんがこぞって出演していますよね。
当時のこと知らないのですが、皆さん月組所属だったんですよね。
そりゃぁがっつり芝居を書いても舞台が締まるわけです。
娘役さんの存在感がすごい
記事タイトルにもしていますが、こだま愛さんはもちろんですが、結局この話の鍵を握っていたのは春風ひとみさんなわけで。常に春風さんが絡んでくるわけですね。
そして、義勇軍の仲間でちょいちょい出てくる仁科有理さんも目立ちます。
さらには、かわいらしい朝凪鈴さんも。
正直、郷真由加さんや涼風さんの役どころが弱いだけに、余計に娘役さんの存在感が際立ってみえる作品でした。
剣幸『ときめきの花の伝説』:まとめ
剣幸さんとこだま愛さんのコンビはいいですね。
剣さんがしっかりこだまさんを受け止めて演技して、こだまさんも剣さんにすべてをゆだねて思い切って演じている感がいいです。
新規ヅカファンの方にも、『ときめきの花の伝説』のようなクラシックな宝塚作品を是非ご覧になられてはいかがでしょうか?
近年の宝塚作品はミュージカル色が強いですが、クラシックな作品の方がよりトップコンビのよさが伝わってきます。
名作といわれる作品が再演され続ける理由の一つに、そういった点もあるんじゃないかと思っています。
まだスカステに加入されていないという方は、下記リンク(スカパー申込ページ)からどうぞ。
手順に沿って行けば30分後にはスカステの視聴ができるようになりますよ。
今回はここまでですm(__)m。