多感期の2人の子を持つ塾講師歴26年のかつっぺです。
本記事は幼児のお子さんを持つパパさん・ママさんに読んでもらいたい内容となっています。
かわいい我が子に、そろそろお勉強もさせていかなくちゃ。
でも、何をさせたらいいんだろう?
という悩みに対して、お子さんの今後の教育プランも少し絡めてお話ししていきますね。
・「ひらがな」の勉強の仕方
・「漢字」の勉強を始める理想的な時期とその理由
・公立高校トップ校・上位校進学のためのモデルプラン
「ひらがな」学習のスタートは幼稚園への入園前からが理想
はじめてのお子さんの場合、いったいいつ頃からひらがなの勉強を始めたらいいのかな?って思われますよね。
一般的な答えは、お子さんが「これなんてかいてるの」って聞き始め出した時ですね。
なので、勉強を開始する年齢はお子さんによって当然違ってきます。
でも、理想的な開始時期の目安としては幼稚園入園前。
幼稚園の年少(年中)には「ひらがな」と「カタカナ」の読み書きができるようになっていたら最高かなと思います。
なぜかというと、小学校入学前、つまり年長の間には小学1年の漢字を覚えさせておきたいからです。
小1の漢字を年中で覚えられていたら、その後のお子さんの方向性を探りやすくなります。
まずは、段階をふんで勉強していきましょう。
ひらがな学習の「ホップ・ステップ・ジャンプ」
では、段階別ひらがな学習を具体的に説明します。
[第一段階・ホップ]
読めることからスタートです。
「あ・い・う・え・お」と順番に読めるようにしましょう。
教材は、一覧表になっているものと音声がセットになっているものがおススメです。
子どもが大好きなアンパンマンの教材なんかがよいですね。
ボタンを押したら「あんぱんまんの“あ”」という音声を聞いたときのお子さんの表情を思い浮かべてみてください(^^)
こどもちゃれんじに入会されている場合は、しまじろうくんの教材で学べます。
(“こどもちゃれんじ”はかなり最強のツールです。忙しいママさんは“しまじろうくん”を利用しまくりましょう。)
音声教材と並行して、お風呂にはれるひらがなポスターや、お風呂で遊べる文字スポンジのようなものを使うと覚えが速いです。
文字スポンジは100均で見つけて利用していました。
[第二段階・ステップ]
ひらがな単文字とことばを結びつけて読めるようにしましょう。
おススメのアイテムはズバリ!「積み木」です。
「積み木」として遊べるのはもちろんですが、ひらがな学習としては「カルタ」のように使うのが効果的です。
「いぬ」の「い」は?と問いかけ「い」を見つける。
裏がえすと犬の絵があって大喜び!みたいな。
第一段階も第二段階も必ず親が一緒に寄り添ってやってくださいね。
一人でさせても絶対に身につきません。
なにより、子供はできたときに親に褒められることで、人から認められることの喜びと達成感を感じることができるからです。
これはその後の成長に欠かせない重要なポイントになるところですよ。
親もちょっと得意げな子どもの表情で癒されますしね(^.^)
[第三段階・ジャンプ]
ドリルを使って書きの練習です。
第二段階までスムースに取り組めていたら、ドリルで書き練習のスタートです。
お子さんのスタートに合わせて、何歳用かを選べばよいです。
テキストは、なるべくごちゃごちゃせず、シンプルに書くマス目が大きくて練習しやすいものを選んでください。
私は“ひらがな~漢字”まで、すべて市販のくもん出版さんのものを使いました。
出版社も統一している方が、子供もやりやすいし、ぶっちゃけ選ぶのに時間を無駄にしなくてよいです(^^;。
子供の覚える力ってすごいので、1集が終わったら2集へと進めば効率よく学べます。各一冊すれば十分です。
あとは、時々積み木で遊んだりしながら、順次カタカナ学習を始めたらよいですね。
ここまでの流れを整理します。
- 「ひらがな」は年少のあいだに覚えられたらベスト。
- 「カタカナ」も読みから始めて書きドリルの流れで年中のあいだにマスター。
- 「漢字」の勉強を年長から始められたら言うことなし。
とはいえ、焦る必要は全くありませんよ。
幼稚園の先生も「幼稚園の間は勉強しなくてよいですよ」とおっしゃる方が多いです。
小学1年でも「ひらがな」は教えてくれるのですから。
お子さんが嫌がってしまうくらいなら、ゆっくりゆっくりで全然OKです。
小学校に入ってからの「漢字」学習プラン
本記事では「ひらがな学習」の話を中心にしてきました。国語の基礎ですね。
で、理想は年長で小学1年の漢字の勉強を始められたら最高ってことでした。
最終的には、小6の段階で中1~中2の漢字をマスターしておきたいかなと。
実は、密かに重要な点なのですが、
幼稚園の年長からは、1学年前倒しで勉強していくというのが、中学受験や公立上位校を目指すうえでのポイントになります。
1学年分前倒しで漢字の勉強をしているというのは、同級生よりもそれだけ多くの語彙に触れるということになりますから。
公文に通わせれば済む話かもしれませんが、文字(ひらがな~漢字)に関しては公文に行かせる必要性はないですね。
とはいえ、お仕事の関係でなかなか時間が取れない方は公文にお任せするのも全然OKですが。
それはさておき、お友達よりもたくさん漢字を知っている、ただそれだけでもお子さんにとっては大きな自信となります。それがひいては他の勉強にもプラスになること間違いなしです。
公立高校トップ校・上位校へ進学するためのモデルプラン
あくまで理想のモデルプランですが、我が子を育てた経験と塾講師歴26年間でみてきた子どもたちの学習経過からの提案です。
- 幼稚園の間⇒進研ゼミこどもちゃれんじ
- 小学1年~4年⇒Z会
- 小学5年~⇒塾通い
私立中学を受験させたいという場合は、少し変わってきますが、公立高校のトップ校または上位校に進学してもらいたいなという方は上のビジョンが一番かなと思っています。
本記事では「ひらがな」からの「漢字」までの学習プランを提示してきましたが、算数系も同じ流れです。
私の長男はこのやり方で、中学時代は学年トップ、高校は地域トップ校に合格、大学は京都大を目指して奮闘中です。
ただし、このモデルプランで進めるには条件があります。
- 小学校入学前に小1の漢字マスター
- 小1~小4のZ会は、休みの日に親がしっかり指導する
- 中学校入学前に中1の漢字マスター
>休みの日に親がしっかり指導
え~、と思われるかもしれませんね。
パパさんもママさんもせっかくのお休みくらいゆっくりしたいという気持ちは分かります。私もそうでした。
休みの日は勉強より家族でお出かけ優先。それもごもっとも。私もあちこち連れていきました。
それらはみんな一緒です。
でも、将来的に子供を公立のトップ校・上位校に進学させたいと本気で思うなら、お出かけ前に1時間でいいからお子さんと一緒に勉強してあげてください。
算数はパパさん、国語はママさんというふうに、得意な科目で分担すれば負担は減ります。
ぶっちゃけZ会の教材を小1~小4の子に自力でさせるというのは難しいです。
ですが、やり通したらそのぶんしっかり結果が返ってくる良質の教材ですので(実績が証明しています)、子供もしんどいけど親も頑張ってほしいです。
数年後、希望する高校の正門前で我が子の記念撮影をしている光景を思い浮かべてください。頑張れますよ♪
まとめ
子どもが生まれたばかりで、いつごろから「ひらがな」の勉強を始めたらよいのかという話から、少し長期の展望まで説明しました。
箇条書きにすると次の通りでした。
- 「ひらがな」は年少のあいだに覚えられたらベスト
- 「カタカナ」も読みから始めて書きドリルの流れで年中のあいだにマスター
- 小学校入学前に小1の漢字マスター
- 小1~小4はZ会で、休みの日に親がしっかり指導
- 中学校入学前に中1の漢字マスター
もちろん、各ご家庭によってライフスタイルは違いますので、あくまで理想プランとして参考にしてください。
とはいえ、1,200人以上指導してきた塾生の保護者からのヒヤリングや我が子の実績から有効なプランであることに間違いはありません。
親となった今、何よりの幸せはお子さんの成長する姿、成長した姿を見ることですから(^O^)/
最後までお読みいただきありがとうございました。